そもそもの前提の話になりますが、出張のときに、宿泊先は会社が取ってくれるというところもあれば、自分で選択できるという会社の人もいると思います。
会社としては社員の宿泊代を抑えるに超したことはないので、ホテルや旅行サイトと法人契約を結んで経費削減に努めている場合も少なくないですよね。
それとは対照的に、出張者本人で宿泊先を選べるというケースもあると思います。実費で精算される場合もあれば、定額支給だったり、出張手当がつく場合もあることでしょう。
会社に指定されてしまう場合はどうしようもないですが、自分で選べるのであれば、どういうところに滞在するのがいいのかな~と試行錯誤している方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に長期滞在ともなれば、快適に過ごせなければかなりのストレスになってしまうので、仕事のパフォーマンス面にも悪影響が出てしまいます。
宿泊先選びのポイント!
わたしはこれまで出張をしてきた際に、宿泊先にとってどんな要素が大事だったかな?と改めて振り返ってみると、
- 立地のよさ(訪問先・勤務先へのアクセスや周辺環境)
- コスト
- 清潔さ
- 口コミや朝食サービスなどの利便性
などかなあと思いました。もちろん他にも重要なポイントはたくさんあるのですが、しいて言うならこのあたりかなと思います。すべての条件を網羅できて、かつ長期出張のために連泊できるホテルを探すのも一苦労です。連泊で取れなかったので3泊してチェックアウト、ホテルを変えてそこからまた5泊、なんてこともあったものです。
レオパ・ウィークリーマンションの失敗談…
会社の指示でウィークリーマンションやレオパレスも長期宿泊先として使ってみたことはあるんですが、個人的にはホテル滞在のほうが好みでした。コストはかかってしまいますが。
出張中って基本的に忙しいんですよね。くたくたで帰ってきたところに、部屋の掃除も自分でしなければならなかったり、アクセスが案外よくなかったり、レオパレスの薄い壁から隣人の生活音が聞こえてきたり。持ち帰ってきた仕事に集中して取りかかる環境を作るにも一苦労で、ストレスとなってしまいます。
仕事後の取引先との食事でちょっとお酒も入って、疲れて部屋に着いて真っ先に目につくのが、その日の朝に自分が脱ぎ散らかしていった寝間着だったり、床にあるゴミ袋だったり。途端にガクッときてしまいます(わたしがだらしないだけですね)。
レオパやウィークリーマンションにももちろんメリットはあるんですが、入居時・退去時の手続きも何かと面倒だったりと、めんどくさがりな自分にはイマイチ向いてなかったかなと思います。
マンスリーホテル(Monthly Hotel)とは?
それならどうしたらいいんだ?ということになるんですが、このあたりの悩みを一気に解決できるサービスがあるので、ご紹介したいと思います。それが今回のテーマである「マンスリーホテル」なんです。
こちらのサービスは2020年に出来た比較的新しいサービスで、ホテルの長期滞在に特化した専門予約サイト。名前こそ「マンスリー」ですが、宿泊は7日から可能です。
予約も翌日宿泊からできたり、ウィークリーマンションを利用するときのような面倒な手続きもなく(もちろん敷金や礼金もありません)、すべてネットで完結するという便利さもおすすめポイントです。
では、「マンスリーホテル」利用時のメリットを順に見ていきましょう。
ポイント①コストを抑えられる
「マンスリーホテル」は7泊以上・半年以内の長期予約というところに特化しているため、ふだん個人で使っている一般的なホテル予約サイトに比べ、平均でなんと20%も安くホテルに泊まれる点が大きなメリットです。20%って大きいですよね!?
そのため、プランによっては、一ヶ月分の宿泊料金が家賃とさほど変わらないなんて場合もあるみたいですよ。水道代や光熱費の負担も当然ないですし、無料Wi-Fiが完備されているところも少なくないみたいです。
ウィークリーマンションやレオパレスを利用する場合には、布団レンタルやシャンプーといった日用品の購入、退去時の清掃費など、想定外の追加コストもありますよね。マンスリーホテルでは、そういった心配もいりません。
冒頭の話でも出ましたが、会社の規定によっては出張の際の宿泊先選びがうまくいかなければ収支がトントンどころかマイナスになってしまうなんて場合も。コストを抑えられるのはポイントが高いですよね。
サービスを利用する上での月額料金等も発生しないので、サブスクとも違います。実際に宿泊する分にだけ料金がかかるという、クリーンな仕組みになっています。また、支払いは基本的に現地の宿泊先で行うことになります。領収書も宿泊先で貰ってくださいね。
ポイント②都心・駅前など立地の良いホテルが多い
個人的には出張の際、「立地の良さ」というのはホテル選びで最も重要視している点かもしれません。訪問先へのアクセスなど、移動時間は短いに超したことはありません。毎日の移動時間が長ければ長いだけストレスになってしまいます。
その点、「マンスリーホテル」と提携しているホテルは駅前などの立地の良いところにあるものが多いので、とても利便性が高くなっています。アクセスの良さは時間とお金の節約にも繋がりますよね。長期滞在ともなれば、それが毎日の積み重ねになるので、とっても大事なポイントです。
出張中だって、無駄な時間はできるだけ短縮して自分のために使う時間に充てたいもの。ローカル飯が大好きなわたしは、出張中の夜は駅前に繰り出したいので、立地が良いというのはありがたいポイントです。
ポイント③自分で掃除をする必要がない
先ほどレオパレスでの体験談のくだりでも書きましたが、出張中というのは基本的にくたくたになりがちです。そんな中、一念発起して部屋を綺麗に保つのも一苦労です(わたしがズボラなだけ?)。
「マンスリーホテル」経由で利用できるホテルは、一部施設を除き清掃のサービス付き。自分で掃除しなくていいからってさすがに毎日のように部屋をぐちゃぐちゃにはしませんが(笑)、自分でしなくてよくて、掃除してほしい時はしてもらえるというのは、やっぱり心の余裕にも繋がりますよね。
掃除しなくていい分、手間も時間も省けるので、生活が快適になるだけでなく、持ち帰りの仕事にもより集中できます。もともと長期出張者の利用を想定しているので、それによってデスクワークのしやすい部屋の作りになっているホテルが多いという特徴もあるように思います。
これだけの快適さが一瞬で手に入るなら、会社からの出張の指示がなかったとしても、ワーケーションとして使う人もいるんじゃないかなあと思います。ノマドワーカーの方々もだいぶ増えてますしね。
ポイント④宅急便の預かり等、利便性も抜群
出張も長期になると、家族から何かを送ってもらったり、仕事の関係で荷物や書類を受けとらなければならないこともあるかと思います。そういった場合にも、ホテルだったらスタッフが常駐しているので、自分が都合が合わなくても代わりに受け取っておいてもらえます。
先ほどご紹介した清掃サービスに加え、レオパレス滞在時などには受けられないありがたいサービスですよね。トイレットペーパーなどの日用品だって、自分で補充しなくていいわけですし。
サービス面で、しいて気になった点を挙げるとすれば、朝食なしのプランを提供しているホテルがほとんどなのかな?と思いました。気にならない人にとっては全く気にならないポイントなのでしょうが。
さいごに
「マンスリーホテル」で宿泊先の予約をすれば、コストが抑えられることに加え、アクセス抜群なホテルに泊まれたり、きれいで清潔な部屋に滞在できたりと、良いこと尽くめですね。それでいて、予約もウェブで完結で、面倒な手続きもいらないので、忙しい人には本当にぴったりのサービスだと思います。
ここまでビジネスホテルを想定してご紹介してきましたが、「マンスリーホテル」で予約できる中には、ドミトリータイプのところや旅館など、本当に千差万別で面白いですよ。今後、提携ホテルもどんどん増えていくんじゃないでしょうか。
次の長期出張やワーケーションの際に、ぜひ活用してみては?